これまで建物の構造的耐久性と断熱性能の関係について慎重に検討して建物づくりを続けてきました。その結果、断熱材の種類や納まりを工夫することで室内の温熱環境の安定化と同時に、構造材が長期的安定して機能し続ける事が分かってきました。
超長期住宅を実現させる為には、大規模な改修工事の間に発生する仕上げや設備などの小規模改修時に構造躯体を極力痛めない為の工夫が重要です。
それらに対応するため、常陸の家では断熱材までを構造体と考え「改修しやすい納まり」で設計計画しています。
建物は定期的にメンテナンス、改修することで長く使い続ける事が可能になるのです。
日本の住宅の寿命は約30年と言われています。その理由として家の耐久性と世代交代による家族構成の変化があげられています。
これからの家づくりで最も重要なポイントは「改修しやすい柔軟な家」だといえます。
基礎外側断熱 超撥水グラスウール厚さ100㎜
屋根断熱 高性能グラスウール厚さ200㎜充填断熱
天井断熱 高性能グラスウール厚さ250㎜吹込み断熱
外壁断熱 高性能グラスウール厚さ120㎜充填断熱+30㎜外断熱